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時代は新築からリノベーションへ!
世界中でコロナが蔓延し、ウクライナ戦争が始まったことで世界中ではインフレの波が押し寄せ、天然資源の高騰が続いています。日本でもあらゆるものが高騰し続けており、建築業界も建築資材が高騰し、人件費の高騰、あらゆる物が高騰し続けている影響を受け、建築コストも5-6年前に比べるとはるかに高騰し続けています。
一般サラリーマンが買えるような過去の住宅はもはやなくなってきているかもしれません。ここ2-3年前から契約物件でも価格の高騰から、新築を断念せざるを得ない物件が増えてきています。まわりの建築家さん達の仕事も低価格の住宅は減り、高所得者層の高級住宅が逆に増えたりして、中間層の住宅の設計が無くなりつつある状況です。
その打開策としては、既存住宅のリノベーションがお勧めだということです。今現在の建築価格の高騰で、新築の1/2から1/3程度の金額である程度の制約はあるものの、新築に近い内部空間を創ることは可能です。
最近自社でもマンション。個人住宅のリノベーションのご依頼が増えてきています。
リノベーションで一番重点的に考えるのは、断熱仕様の充実です。30-40年前の住宅は、断熱材などが無いものも多く、あっても低断熱材程度のものが多く、サッシに至ってはシングルガラスで冬などは結露してしまうなど、今時の仕様とはかなりかけ離れたものになっています。
予算次第ではありますが、まずは断熱仕様の検討と、ガラリと変わる今使用のシンプルな素材(出来るだけ自然素材)をシンプルなデザイン空間の演出で、快適な生活を送って欲しいと考えます。
リノベーションのポイントとしては、以下の5つが挙げられます。
- 断熱仕様、サッシまわりの検討
- 既存の良いところの有効活用
- 近未来に対応できる住宅設備
- ニーズに答え、快適に暮らせるデザイン力
- 細部まで心遣いある施工会社の選定
(福岡の建築設計事務所、建築家、住宅設計、医院設計、店舗設計、オフィス設計) 2023年9月 6日 12:28
キッチンの話しⅡ
(福岡の建築設計事務所、建築家、住宅設計、医院設計、店舗設計、オフィス設計) 2019年12月 2日 20:44
キッチンの話しⅠ
(福岡の建築設計事務所、建築家、住宅設計、医院設計、店舗設計、オフィス設計) 2019年12月 1日 07:42
シンプルに造ること
床:ダグラスファー(米杉)300mm☓20mm☓3,000mmにオスモ塗装拭き取り仕上
巾木:12mm目透かし
壁・天井:紙貼りの上漆喰ペイント仕上
キッチン背面壁(マグネット壁):ガルバリウム鋼板(白)張り
最近はシンプルに物を造ることは出来るだけ心がけしているが、ただシンプルなだけが良いのではなくそこに引き込まれる様な魅力的な「何か!」を追求することでシンプルだけどいいよね!となる様にしたいと思っている。
そこには素材的な選択と組み合わせも必要だし、そして機能的な部分も要求され、それを満足させる必要も出てくる。
それぞれを一つにバランスよく完成させなければならない。
・素材の選択とディテール
素材は必要とされる要求に満足させられるかによって選択する必要がまずあります。
可能な限り自然素材の物、長く使える物、肌さわりなどの触覚的な部分、視覚的な好みなどで選択されるでしょう。
ディテールに関しては無駄なライン、必要性の無いデザインが入らないこと、素材同士の取り合い(ぶつかる部分)がシンプルに納められるかなど
・コストとの戦い
最近の建築費の高騰は建物を建てるが側、設計する側からも頭を悩ませているかと思います、1,2年前は出来ていたものが今では1割~2割、いやそれ以上割高になっていて見積段階でストップということもザラにあることです。
比較的安くて素材感もある素材をシンプルなディテールでカッコ良く見せることが出来ればそれが一番いいのに越したことはありませんが、そこがなかなか難しい所です。やはりいいなと思うような素材は高いのが現実、どこでまで妥協するかが難しいのですがやはり全体的なバランスになってくるかと思います。ある部分だけが際立っても・・・?という感じがします。
(福岡の建築設計事務所、建築家、住宅設計、医院設計、店舗設計、オフィス設計) 2016年1月27日 21:56
アップルは建築的にも魅力がいっぱい
なんと表は15m高さのガラスのはめ込みしかなく柱の存在が無い、両側からの梁の存在もなく、屋根面まで薄いのでパネル構造になっているのかなど頭がよぎる。2階部分キャンティーで出ている光天井もそのまま2階の床面でそこも柱の存在が無い。
これを手がけているのはイギリスの建築家ノーマン・フォスター氏、今アメリカで円形のアップル本社を建設中でそれも手がけている人物です。
20年ちょと前になますが、香港へ行った時、香港上海銀行本社ビル(同氏設計)の中を見学した時その凄さに圧倒した記憶があり、金属とガラスで構成された建築は当時は近未来的なイメージですごく感動しました。
今はそのイメージをより繊細に出来るだけ金属的なものを可能な限りそぎ落とした方向へ行っているようです。
2年程前に計画した住宅で施主より円形のガラス階段のご希望で計画したことがあり、その時はアップルストアのNY5番街のガラス円形階段を参考にしてガラスメーカーと階段製作の横森製作所と打ち合わせしたことを思い出します。
ガラスはセントリガラス/デュポンで12mm+フィルム付3枚合わせ強化ガラスで両サイドに爪を出して裏側からステンレスボルトの化粧止メで設計しましたが、杭州の階段はボルトが無いようですね。差し込みだけみたいです。
残念ながら自分の物件は実現はしませんでしたが、この階段造ってみたいですね、美しい!!
(福岡の建築設計事務所、建築家、住宅設計、医院設計、店舗設計、オフィス設計) 2015年2月26日 21:50
和もスッキリ!
最近は和室空間を住宅で取り込む機会がかなり減ってきている。特に都心部で住宅を建築する場合、都市部に近いほど敷地面積がかなり狭くなる傾向にあり建ぺい率の関係からも1階の部分は限られたす空間の玄関、水回り、LDKスペースでいっぱいとなり和室空間も取り込むことが難しいことが多くなって来ている。
和室空間のある住宅が完成した時いつも思うことだが、住宅で一番落ち着く場所がこの和室空間であることが多い、最近畳に座ることが少なくなり、欧米的生活の椅子のある生活に慣れ浸している現在、時に畳に座ると懐かしさと落ち着きが生まれるのはやはり日本人だなと思わせることがある。
出来れば狭い和室でも構わないと思いますが、ぜひ住宅には和室空間を一つ欲しいものです。
自分の設計する和室空間の場合できるだスッキリと見せるようにディテールを色々と考えているのですが、壁、天井部との取り合い部、障子、ふすまの納まり、照明の仕様・配置、それと畳、琉球畳はスッキリしていいのですが、どうしてもコストを考えた時に一般畳になることが多いのですが、その時は畳縁の色を考え、畳が焼けた時に(小麦色)色が馴染むように畳の小麦色に近い色をいつも選んでいます、そうすることで縁の存在を少しでも消し去ることが出来、スツキリと見せることが出来ます。
建具の場合、上記の写真で壁と襖の区別が分からないようなスツキリした襖のディテールにしています、上下左右の木枠は最小にとどめ壁、襖の区別を無くした納め方にしています。
可能な限り和室(狭くても)を住宅に造ることを是非オススメしたいと思います。
以前、3帖も無い和室をリビングサイドに作った時、この空間が最高に落ち着く・・と感じたものがありました。
(福岡の建築設計事務所、建築家、住宅設計、医院設計、店舗設計、オフィス設計) 2015年2月23日 21:44
階段ディテール
手摺支柱、手すり子などは金属の特性から可能な限り細く繊細にしたいと思うし、ササラ部分と手すりの止め方のディテールもシンプルに強度を考えながら簡潔に・・なかなか階段ディーテールは毎回難しいと考えさせられる。
毎回どこか少しづつ修正しながら階段ディテールを考えてますが、最終形はまだまだ先になりそうです。
(福岡の建築設計事務所、建築家、住宅設計、医院設計、店舗設計、オフィス設計) 2015年2月19日 21:54
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